勝利への   

今日、試合で、ある人の球撞きを見ていて思ったことです。

その人はB級ですが、B級の中では、かなり勝負強いひとです。
リーチかけられてても、堂々とまくって勝てる、素敵メンタルの持ち主。

彼の1戦目を見ていました。
リーチかけられてました。
相手は、調子良さそうにがんがん入れてたし、フロックもあったし、
流れも完全に相手に行ってるような感じですね。
一方彼はまだ1ゲームもとってません。

で、彼のプレーを見ていて、ふっと、あるイメージがわきました。

「勝利」には「糸」がついていて、
試合ってその糸をひっぱりあってるような感じだなって。
「糸」を手元までたぐりよせた方に、勝利は転がり込むんだなって。

相手に有利な展開になればなるほど、
自分の糸がどんどん、どんどん、細くなって、
最後は、くもの糸みたくなっちゃうわけです。
そして、負けるときには、ぷつっと切れるような、そんなイメージです。

先ほどの方の話にもどります。

その方は、リーチかけられた状態でも、ホントに集中して球を撞いていました。
やっとまわってきた球が、カットがない、短クッション間際の嫌な6番でした。
でもじっくり考えた末に、縦バンクで入れて見せました。

…リーチかけられてたって、難しい配置がまわってきたって、
ただ、彼は、彼の持つベストなショットを選択し、実行するだけです。

その光景が、糸を無心にたぐっているように見えました。
もう、ひどく細くなってしまった糸を、
彼は、たぐること以外、何も考えてないようです。
糸が細いとか切れそうだとか、難しいとか。どうでもいいようです。
ただ集中しきって、注意深く、でもしっかりと、糸をたぐる、それだけ。

ああ、いつもこの人は、こうして、まくり勝ちしてるんだなぁと思いました。

メンタルが強いっていうのはメンタル自体がどうとかじゃなくて、
チャンスが例え少なくても、その時に、自分の何割が出せるか、
それだけなのですね。
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by may59_2006 | 2007-04-01 23:30 | ビリヤード

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